平良菜園

平良そわかの、雑記帳、備忘録です。

かーちゃんも泣きそうだったよ

 

少し前の話。

 

重度障害児である次男の、年に一度の採血検査の日が来た。

 

がーん、研修医おふたりが採血担当とな。。

案の定へたくそで、右腕でトライ→次男大泣き大暴れ→失敗。

左腕でトライ→大泣き大暴れ→失敗。

少し場所を変えて左腕でトライ→大泣き大暴れ→やっと成功。

 

大暴れといっても、研修医二人と私、看護師二~三人がガッチリ押さえているので、

腕がすごく動いて採血しにくい、とかじゃない。たぶん。

たいていの小児科医なら一発で決めてくれるし。

 

健常児の親でも心理的につらいであろう状況だが、それに加えて次男は、

「泣き叫び続けると気管支が腫れて塞がり、チアノーゼになる」人なのである。

そうなっちゃったら入院必至、そして入院したら高確率でICU行きの人なのである。

 

もう私は見てるのもつらくて泣きそうだは心配だはで心が折れるかと思った。

腕には大きな青あざが三か所でき、止血しきれなかった血で服の袖も赤く染まった。

(ぜんぶ終わって家で見たら、暴れてぶつけたであろう右足と、同じく左肩にも、

青あざができていた。)

 

本来は当日中に血液検査の結果を聞くはずだったし、

別件で毎日飲んでる薬の相談もしたかったんだけど、

明らかにそんなことしてる場合じゃなくなってしまったので、

いろいろ諦めて病院を出た。

 

来年以降は事前に病院にネゴって採血を一発で決められるドクターにお願いしよう。

どんな医師でも最初は研修医であり、経験を重ねることによって腕を磨いていくのだ、

という理屈はわかる。

わかるし、例えば私が採血の練習台にされるというのなら全くもって構わない。

 

しかし、次男君のような子の場合は、リスクがでかすぎるのであるよ。

ああ怖かった。怖かったよう!!