長男君と黒猫
黒猫は長男君が好きだ。
ほぼすべてのお世話をしてるのは私なのに、拾ってきて育てたのは私なのに、
長男君のほうが好きなのだ。
ムキーーーーー!!!ぐやじい!!!
そして、かまえかまえとからんで来る黒猫の相手をしてる長男を見てて思うのだ。
こいつたぶん彼女の扱いけっこう上手いなと。
いや今んとこ特定の彼女がおる気配はないねんけど。
気まぐれで我がままでかまちょでツンデレでマイペースな黒猫。
それをうまくいなしながらテケトーに撫でたり膝に乗せたり愛でたりしてる長男君。
その様がなんつーか、
小悪魔でかわゆい女子を手のひらでうまいこと転がしてるように見えるのだ。
うん、やっぱり、長男君に限らず猫を愛でる習慣のある男子は、
その経験と実績をセイシュン活動に転用しやすいように思う。
それってお得やん。ええやん。
などと思いながら、長男君と黒猫を見ている母である。