オカン先生
中学生の息子、いま定期テスト真っ最中。
勉強の押し付けは嫌いなのであまり口を出さないようにしているのだが、
本人に頼まれれば教える。
私は中高の英・社免許持ち、教員経験あり。
そして国語の塾講師として通算15年ほどはたらいていた
(今は現場には立ってないけど教材作成は続けている)という、
筋金入りのオカン先生なのである(ただし理系教科はムリ)。
所望されれば腕まくりでカテキョしまっせ。
息子は地頭は悪くない(と母は思う)けど成績は中くらい。
今回の社会科は地理分野ということで、
教科書のおさらいをしつつ、
時事的なことも含めて私が色々質問するというスタイルで、
昨夜1時間ちょっとテスト対策をした。
大変におもろいな。
彼の頭ん中を覗く感じ。
脳の90%くらいをゲームとマンガが占めてると思ってたが、
意外にちゃんと授業内容や教科書の内容を理解してたりもするし、
かと思えば単語を覚えているわりにその意味は表層的にしかわかってなかったり。
うちは数年前に新聞の定期購読をやめた。
再開する気はもうないけど、
これからは週に2回くらい私が新聞買ってきて彼に読ませよう、と思った。
活字中毒かつ好奇心旺盛な息子なので、それくらいなら苦痛ではないだろうし、
地理や歴史、文化、経済、社会問題e.t.c.を、ゆるっと掴めるようになってほしいな。
テスト前だけ詰め込むんじゃなくてね。
自分が中学生だったときにはソ連も西ドイツも東ドイツもあった。
自分が教師として社会科を教えてたのは……最近のような気がしてたけど、
ちょうどアメリカで9.11が起きた日に授業をしていた記憶があるから、
あれももうずいぶん前なのだなあ。
いずれの時代にも例えば「メガソーラー」なんてものなかったし、
脱炭素とかレアメタルとかいう概念も一般的ではなかった。
隔世の感である。
自分の知識や認識も更新しなきゃです。
わが子にその機会を与えてもらってると思えばありがたし。